世界が脱炭素化を大きくさせる中、世界の建築がゼロエネ化、ゼロエミッション化するのは不可避であり、環境設計技術のさらなる進化が切実に求められています。 SABED は大学と企業の垣根を超えた教育カリキュラムの開発に取り組む活動の一環として、環境シミュレーションを活用した優れた設計作品を表彰しています。光や熱、空気の流れといった建築周囲のエネルギーをデザインに取り込み、単なる最終設計の正当化で終わらせない、環境シミュレーションによって建築の形を進化させることが、賞創設以来の一貫したテーマです。
SABED 環境シミュレーション設計賞【学生部門】では、地域の気候を丁寧に読み解き、環境シミュレーションを駆使することで生み出された、今までにない新しい建築の形態・可能性が見いださせているかが重視されます。テーマや敷地は自分で設定してもよいですし、大学の設計課題に準じることも可能です。じっくり時間をかけてシミュレーションと向き合い、シミュレーションの結果を受けて、環境工学の原理をもとに新たな建築の可能性を見出した提案を期待します。学生の皆様のご応募をお待ちしています。
なお、下記製品利用については、賞応募することを前提にライセンスを発行します。
・オートデスク製品は学生及び職員向け無償ライセンスを利用できます。
→ 無償ライセンスはこちらから!
・CFDにAKL社の FlowDesigner を利用する場合は、賞に応募することを条件として、希望者に本賞応募専用の期間限定ライセンスを無償で発行いたします。
→ ライセンス申請フォームはこちらから!
※期間限定ライセンスを発行しながら、作品を応募されなかった場合、規約違反として厳正に対処いたします。
■主催
一般社団法人 建築環境設計支援協会
■協賛
株式会社 アドバンスドナレッジ研究所 ・ オートデスク株式会社
■建築種類/テーマ
風/熱/光/エネルギーなどの環境シミュレーションを活用し、建物内外の環境やエネルギーに配慮した建築の提案
建築種類は自由(説明パネルにて説明すること)
■応募資格
・大学学部3~4年、大学院生
(ただし、卒業設計や修士設計作品を応募する場合は、社会人1年目まで可)
・個人、グループいずれも可(応募登録時にいずれかを選択すること)
■評価項目
以下の項目を総合的に判断し評価を行う
・敷地の気候に関する分析や課題設定
・建築としての機能性・意匠性
・建築内部の居住者の快適性への配慮
・省エネルギー、自然エネルギーの活用
・周辺環境への配慮
■過去の受賞作
https://www.sabed.jp/sabed_design_award
■賞
・最優秀賞(1名):賞状・賞金(10万円)
・優秀賞(3名):賞状・賞金(3万円)
・奨励賞(若干名):賞状
■審査員
倉渕隆(東京理科大学・建築環境設計支援協会代表理事)
安原幹(東京大学・ゲスト審査員)
石田泰之(東北大学・ゲスト審査員)
大風翼(東京工業大学・当協会理事)
髙瀬幸造(東京理科大学・当協会理事)
谷口景一朗(東京大学・当協会理事)
前真之(東京大学・当協会理事)
吉澤望(東京理科大学・当協会理事)
■スケジュール
応募の登録期間:2021年1月1日(金)〜9月30日(木)
作品の受付 :2021年9月16日(木)〜9月30日(木)
WEB審査(一次審査通過者のみ):2021年10月頃
※新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、締め切りを延期しました。
WEB審査の詳細スケジュールは後日SABEDホームページにて発表いたします。
■提出物
下記2点を提出すること(日本語もしくは英語による)
1)設計パネルのPDFデータ(A1サイズ・1~2枚程度を想定、データサイズは25MB以下)
・設計意図を表すパースや図面
・風/熱/光/エネルギーのうち少なくとも1つについてのシミュレーション結果を記載
2)説明パネルのPDFデータ(様式自由)
– 設計パネルと縦横の方向を合わせること
– 課題の説明
– 設計者・サポーターの集合写真
– 主設計者と他のメンバー、サポーターの分担・協力を明記
– シミュレーションの精度や信頼性に関する考察(CFDであれば境界条件/収束条件/グリッド依存性テストなど)
– 模型写真(模型がある場合、任意)
一次審査通過者
・解説の動画(詳細は後日連絡)
■応募方法
応募の登録をした者に、事務局より応募方法の案内を送る。
■注意事項
・設計パネル/説明パネルのPDFデータは、原則25MB以下とすること
・受賞作品のSABEDイベントへの展示やホームページ、ポスターに掲載することを了解すること。著作権などの問題がないよう十分注意すること。
・設計パネル/説明パネルのいずれについても、全ての内容の著作権を応募する設計者・サポーターが有していること。大学設計課題などの成果を応募する場合は、事前に指導教員に了承を得ること。
・提出図面データによる1次選考の後、選抜者はWEB上での公開審査を行うので、参加すること(zoomを使用予定)。公開審査はWEB配信される旨、了承すること。公開審査日時、場所は現時点で未定。追って発表する。
・一次審査通過者は解説の動画を提出すること(詳細は後日連絡)。動画は動画サイトやSABEDホームページで公開されることを了承することとし、著作権などの問題がないよう十分注意すること。